2022年8月14日日曜日

追手門学院大学大学院で集中講義をしてきました

父の納骨を済ませ,その翌日から3日間,大阪府茨木市にある追手門学院大学大学院で集中講義をしてきました。

久々の大阪のノリ。うーん,ひさびさのボケとツッコミの世界だ……,やはり心地よいぞ……,やはり僕は関西人なんだ……。

まあしかし,大阪だと自分も関西弁全開になるかな,と思いきや,それほどならなかったような気がしています。

山口に引っ越してから,仕事柄,コミュニケーションがとれないと困るので,かなり意識的に山口弁方向に発音を変えたんですよね。その結果,関西弁なんだか山口弁なんだかよくわからない発音になってしまいました。

周りが関西弁を話している環境に行くと,逆に違和感をおぼえるようになってしまっていたり。うーん,なんとも不思議な感覚だ。

それはともかく,院生さんがとても積極的にディスカッションに参加してくださって,すごくやりやすかったです。本当にありがとうございました。秋学期も行きますのでひとつよろしくお願いします。

すごく忙しかったのと,コロナ第7波のまっさかりということもあり,大阪の仲間とお会いできなかったのがとても残念。まただらだら飲みに行きたいですねえ。次こそは!

父との別れ。そして大人になるということ。

8月頭に大阪出張があり,それにあわせてコロナ禍のためずっと延期してきた亡き父の納骨を済ませてきました。

僕は父を26年前に亡くし,諸事情でいまのいままでお骨をお寺さんに預かっていただいていました(ご親切にしていただき,本当に感謝しています)。26年ぶりに父と向き合い,お骨を墓に納めたことで,ようやく自分が大人になれたような気がしています。

個人的に,「家族なるもの」には複雑な感情があり,いまだにそれは完全には払拭できていません。しかし,これを機会に,向き合う準備というか,心の余裕のようなものができたように感じています。自分の中にいる父に,ようやく本当の意味で「ありがとう」と言うことができたように思います。

この実感をかみしめながら,自分なりのペースで生きていきたいと思っています。

それにしても,納骨を含め「儀式」ってやつは,人間の成長に意外と大事なんだなと思わされました。知識ではわかっていても,体験してみないと本当にわかったうちには入らないものですね。