2022年8月14日日曜日

父との別れ。そして大人になるということ。

8月頭に大阪出張があり,それにあわせてコロナ禍のためずっと延期してきた亡き父の納骨を済ませてきました。

僕は父を26年前に亡くし,諸事情でいまのいままでお骨をお寺さんに預かっていただいていました(ご親切にしていただき,本当に感謝しています)。26年ぶりに父と向き合い,お骨を墓に納めたことで,ようやく自分が大人になれたような気がしています。

個人的に,「家族なるもの」には複雑な感情があり,いまだにそれは完全には払拭できていません。しかし,これを機会に,向き合う準備というか,心の余裕のようなものができたように感じています。自分の中にいる父に,ようやく本当の意味で「ありがとう」と言うことができたように思います。

この実感をかみしめながら,自分なりのペースで生きていきたいと思っています。

それにしても,納骨を含め「儀式」ってやつは,人間の成長に意外と大事なんだなと思わされました。知識ではわかっていても,体験してみないと本当にわかったうちには入らないものですね。