2014年7月9日水曜日

明日から教壇に立つ人のためのメンタルヘルス講座


山口大学大学院教育学研究科学校臨床心理学専修にて開講しております「学校教育実践研究」の一環で,私と小野史典先生の指導のもと,受講者(修士課程2年生)の手により「明日から教壇に立つ人のためのメンタルヘルス講座」と題したワークショップを実施致します。

内容としては「セルフケアの方法を確認しよう」や「マインドフルネス3分間呼吸法」などを予定しています。教員のメンタルヘルスの問題が急増しているとされる昨今,忙しい教員でも空き時間に手軽に実施できるような内容を目指しています。現職教員の方をはじめ,将来教員を目指している学生の方にもぜひご参加いただけたらと思います。
  • 日時: 7月25日(金),16:10-17:40
  • 場所: センター2階(教育学部11番教室向かいの棟2階)
  • 内容: 教師のメンタルヘルスについて考えます。気軽に使えるセルフケア方法なども紹介します。
  • 定員: 先着30名

参加ご希望の方は,7月17日(木)までにお問い合わせよりご連絡ください。

2014年7月7日月曜日

印刷環境の再構築

大学ではネットワークを介して印刷室のプリンターに印刷キューを投げることができるようになっています。室内にもプリンターは一応設置しているのですが、インク切れとの戦いになりますし、印刷室のプリンターを利用するのが最も低コストで高品質です。

ところが、利用するには Windows または Mac のドライバーを、いちいち業者に頼んでインストールしてもらう必要があります。新しい PC を買うたびにドライバーを入れるのも面倒ですし、そもそも Ubuntu のドライバーは存在しないようです。

このたび TransBook T100TA を購入したおかげで、Let's note CF-S8 は前線から退くことになりました。そこで、印刷室での印刷は Windows 7 on CF-S8 にすべて任せることにしました。

まずはUbuntu Weekly Recipe:第271回 WindowsをPostScriptプリンターにしてUbuntuから快適印刷にあるように設定しました。こうすると Ubuntu マシンから CF-S8 を経由して印刷室のプリンターを手軽に利用できます。

また Ubuntu マシンや T100TA からアクセスできるよう、リモートデスクトップも設定しています。CF-S8 には Word 2007 や Excel 2007 をインストールしていますから、これらのファイルを印刷するときはリモートデスクトップを使うのが手っ取り早いですね。

まあ一番の問題は、印刷室(2FA棟)が研究室(4FC棟)からやたら離れたところにあることなのですが。遠いよ!

その他、Thunderbird をインストールして、メールの振り分けをさせたり、ドコモメールの転送を任せたりしています。メールの転送には以前 fetchmail を使っていたのですが、GUI で使える Thunderbird を使うのが一番手っ取り早いですね。

2014年7月2日水曜日

TransBook T100TAのアクセサリー(1)

いろいろ買ったので。T100TAかわいいよT100TA。


これでタブレットだけで講義とかプレゼンができます。憧れてたんですよねー。相性問題が気になりましたが,バッチリ使えました。


このケースのおかげでタブレットが自立するようになりました。ちょっと固いけど,ケースをつけた状態でキーボードドッグにも接続できます。

ニコニコ動画にはAndroidではアクセスできない動画がありますが,T100TAはWindowsマシンなのでそんなこともなくてニコニコできますね。安心して心がぴょんぴょんしたいと思います(結局)。

2014年7月1日火曜日

ASUS TransBook T100TA T100TA-DK532GS


買いました。脱着式のキーボードドッグに500GBのハードディスクが内蔵されていて、MS Office 2013がついてくるモデルですね。初のWindows 8.1マシンです。

インストールしたデスクトップアプリ:
 インストールしたWindowsストアアプリ:
WindowsストアアプリではTwitterLINEを愛用しています。キーボードが使えるとほんと楽だわ……。

使いこなしのコツとしては、タブレット内蔵のストレージ(eMMC)の容量が32GBと小さいので、ドキュメントなどのファイルをなるべくCドライブに置かないようにすることが挙げられます。ownCloudはWebDAVで接続できるので、エクスプローラーからアクセスしています。ちょっと遅いけど、そんなに気にならないですね。統計環境はVPS上でRStudio Serverを動かしてますからブラウザーから使えばいいです。インストールの手間もなく、容量も節約できて一石二鳥ですね。

キーボードドッグ内蔵のハードディスクをどう使うか思案中。めったにアクセスしないけど、そこそこ容量を食うファイルを置くとして、どういうものがあるだろう? 研究用の録画データでも置きますかねー? このハードディスクにはXubuntuの仮想ディスクファイルを置いていますが、すっげー遅いです。このマシンでUbuntu動かすのは難しいっぽいですし、仮想環境ですませたいところ。まあ素直にWindows使ってたらいいんでしょうが。

メーラーにはMS謹製のWindowsストアアプリ「メール」を使用しています。使いづらいけど。素直にThunderbirdなりSylpheedなり入れますかねえ。

普段キーボードドッグは研究室に置いておき、タブレットのみ持ち歩くようにしています。自宅でキーボードを使いたければ、Nintendo Wireless KeyboardがBluetoothでつながりますしね。この記事もT100TA + Nintendo Wireless Keyboardで書いています。あ、DSコンパクトスタンドはタブレットを立てるのに使えますよ。出張のときにはキーボードドッグも持っていくかな。

不具合としては、内蔵のカメラとGoogle Talk Pluginとの相性が悪いことが挙げられます。いまのところ使いものにならないので、オンライン研究会のときはプラグインなしで使えるappear.inに引っ越そうかな。

まあそんなこんなで試行錯誤しています。楽しくて仕方がないですねー。

2014年6月18日水曜日

ティー・エム・ワイ HDMIケーブル付 ブルーレイディスクプレーヤー BDVP-G5011


REGZA 40RB2 内蔵のブルーレイディスクドライブが壊れたので,新たにこの BD プレイヤーを購入しました。なぜこのプレイヤーにしたかはテキトーにググってください(謎)。

新しいのを買っちゃうと,意味もなくいろんな BD を再生してしまいますね。『映画けいおん!』は何度見てもいいお話ですし,『Angel Beats!』もよいです。AB! は2話からがおもしろくなってくる印象ですね。「守りたい全てを30分で奪われた。そんな理不尽ってないじゃない。そんな人生なんて,許せないじゃない」というセリフにはゾクゾクきました。

7/16の 『アナと雪の女王』を楽しみにしながら,いろいろ見てよっと。

2014年6月16日月曜日

Ubuntu 12.04 で RStan を動かす


VPS につっこんだ RStudio Server で RStan を動かしてみました。
基本的には前田先生のUbuntu14.04へRStanをインストールする時のメモの通りで大丈夫ですけど,「C++コンパイラの動作確認」の
# 実行させる
hellofun <- cxxfunction(body = src, includes = '', plugin = 'Rcpp', verbose = FALSE)
cat(hellofun(), '\n') 
だけ通らなかったので,ここを参考に
src <- ' 
+ SEXP hellofun(){
+  std::vector<std::string> s; 
+ s.push_back("hello");
+ s.push_back("world");
+ return Rcpp::wrap(s);
+ }'
hello_fun <- cppFunction(src)
hello_fun()
としました。cxxfunction()とcppFunction()の違い等,よくわかっていませんが,動作確認だけはできたのでよしとします。

まあインストールできたところで,そもそもベイズ統計自体がよくわかっていないのですが。どなたかの参考になりましたら。

それにしても,ブラウザー上でこういう高度な分析できるわけで,いい時代になったものですねえ。

2014年6月3日火曜日

大学院は研究するところです

教育方針に「『誰かの心の支えになる』仕事ができるのは臨床心理士だけではない」と書いたように,僕は「誰かの心の支えになる」ためには大学院進学が必須だとは思っていません。もし必須だと考えるならコミュニティ・アプローチなんてやってないですよね。コミュニティ・アプローチを通して,理系の学生さんが不登校や発達障害の子どもさんと上手に遊ぶ場面を,また IT 関係の仕事をされている方が人の悩みに丁寧に耳を傾ける場面を,僕は地域で数多く目にしてきました。

臨床の最先端は臨床現場であり,大学院ではありません。確かに研究は臨床を豊かにし,臨床は研究を豊かにすると信じていますが,以上のような理由から修士レベルの研究が臨床実践のための必須条件であるとは僕は考えていません。このように考えると,学部卒でも取得できるとする公認心理師の流れは(医師の指示問題は気になるものの)基本的には正しいのではないでしょうか。

大学院は大学院生が自分のアイデアのもと,研究をするところです。大学院では「いかに知識を与えられたか」よりも「いかに自分の頭で一生懸命考え,行動したか」,「自分の研究をいかに自分自身の技術と言葉で語れたか」が勝負どころとなります。臨床についても同様で,大学院は「カリキュラムで強制エンカウントする実習をこなして経験値をただ与えてもらうところ」ではありません。

求めよ,さらば与えられん。このように,シンプルに考えればよいのではないでしょうか。